2010年06月03日
竿立てリニューアル 本体編 (^- ^
最近はあまり海に行けない日々が続いていますが、空いた時間は釣り用品の自作やメンテに時間を費やしていて、釣りに行けずとも意外に充実しています。
過去記事にて紹介した 自作竿立 ですが、オールステンレスでリニューアルしましたので、今回はその紹介です
終業後、時間がある時に小1時間ほど私的な残業をし、日々コツコツ作業を進めてきました。
全3部構成ですが、竿立て本体紹介の今回は長文記事になりますので、興味がある人限定ですね
暇な時にでもご覧ください
過去の記事と重複しますが、これまで自作竿立ての材料は職場で出たスクラップを拝借していましたので、費用はほとんどかかりませんでした。
しかし、錆びる材料(鉄、亜鉛メッキパイプ)を多く使っていて、定期的なメンテを怠るとどうしても錆びが出るし、塗装をしてもそれが剥げて塗膜が竿や竿バックに付いたりと、不具合も少々
というわけで、前々からステンレスでの製作を考えてはいましたが、部品点数も多いので、職場のスクラップでは到底集まるわけも無く、費用の面であきらめてましたが、、、
先日職場のスクラップを処理業者に持ち込んだついでに中古鋼材を覗くと、使用する材料がなんとか揃いそう
価格は¥500/1kg で、製作意欲と実用性を考えると決して高い買い物では無いと判断しましたので、購入することに。
製作過程でのロスも考えてちょっと多めに10kg分買ってきました。
さて、ここから本題。
まず、完成形はこんな感じになります。
竿立ての基本的な構造は前作とほぼ同じですが、竿受けの竿尻側の形状を、横ピンで留める方法からシンプルな筒型にしました。
加工がめんどくさいのと、石突の無いタマンモンスターも使えるようにしたので、、、
①下のパイプでアンカー側とジョイントされ、固定にはM8のアイボルトを使用しています。
アンカーには砂浜用、岩場用、アンカーボルト用があり、どの釣り場でも対応出来るようにしてます。
②竿受けの台座は角度調整のM10のボルトが付きます。
③竿受け本体はパイプを切断加工していて、内側には保護の為に1.5mm厚のラバーを貼りました。
竿尻部分だけを筒型にし、ヒット後に抜きやすいようにしています。
④先端部分には自作ヒットアラーム用のクッション材を貼り、アラーム固定用のM5の皿ネジを溶接しています。
それでは各部の加工から
1.受け台側の加工
使用した材料は
ステンパイプ 外径48.5㎜、内径43.9mm、厚み2.1mm (受け台)
ステンパイプ 外径27.2㎜、内径21.7mm、厚み2.9mm (アンカージョイント受け)
ステンナット M8 (アンカージョイントを固定)
ステンナット M10 (竿受け角度調整)
まずはジョイント受けパイプの加工。
アンカージョイントの丸棒の差し込み深さは5cm、竿立ての角度は45度以上で設定してますので、パイプを5㎝の所から斜め45度でカットします。
カットしたパイプは受け台との接続側を丸く削り取ります。
ベビーサンダーで粗く削った後に、回転砥石で削り、ある程度慣らすと、、、

見た目ぴったりです
竿立ての土台になるので、適当に合わせると角度や方向がバラバラになっちゃいます。
今使っている物も、その時その時の感覚で作った為、一つ一つ微妙にズレてます
なので、今回は慎重に確認しながら作業しました。

ジョイント固定にはM8のボルトで行いますので、ジョイント受けパイプに穴あけ、M8のナットの溶接を行います。
溶接時の穴の少々のズレでボルトが入りにくくなりますが、タップでネジ切りして復旧。
次に、受け台の加工

パイプを型に沿って切断します。
加工にはベビーサンダーを使用、切断砥石、切削砥石を使い分けます。
切断後は形を整え、必要箇所の穴あけをします。
角度調整ボルト用の穴
→ 穴あけ後にM10ナットを溶接します。
ここでは竿受けに対してボルトがちゃんと垂直になるようにナットの取りつけ位置に気を付けます。
竿受けとの可動部のピン穴
→ ピン穴は少しのズレで竿受け全体の角度に大きく影響してきますので、慎重に行わなければなりません。
両方仕上がった後、実際に合わせてみて角度に気を付けながら溶接して、受け台はひとまず完成。
2.竿受けパイプの加工
使用した材料は
ステンパイプ 外径42.6㎜、内径40.4mm、厚み1.3mm (竿受け)
ステン皿ネジ M5 (ヒットアラーム取りつけ用)
まずは受けパイプを型に沿って切断します。
竿受けは全体がほぼ半円形なので、1本のパイプから多く材料が取れるように型をとってます。
今回使用している材料は肉厚が薄く、強度不足なので補強をいれました。
2mm厚のパイプを切って補強板にします。熱によるパイプの歪みに気を付けながら溶接 

そして、自作のヒットアラームを取り付ける為に、穴を空けてM5のネジを溶接して固定します。


今回は職場の先輩から1.5mm厚のゴムシートをもらったので、竿受け部全体に貼ります
これで竿にもやさしい
最後に竿受けと受け台をピンで繋ぎます。
ピンは8mmの丸棒を使用します。
抜け防止の為、ピンの両側をガスであちらしてからたっぴらかし、先端をふくらませば終了です。
完成後は最終テストで竿をぶち曲げてみました
ドラグも結構締めてますが、補強もしたので竿立てには余力がある感じ
とりあえず出来上がりには満足なので、竿立て自作品もこれが最終バージョンかなぁ。
っと長々書いてきましたが、、、
竿立てリニューアル記事は次回アンカー編に続きますので、お好きな方はお付き合いください
週末は天気次第ですが、前回のリベンジマッチの予定です
今日の時点では天気崩れるとの予報ですが、、、
せっかく家族のOKが出たので天気予報外れて欲しいさぁ
過去記事にて紹介した 自作竿立 ですが、オールステンレスでリニューアルしましたので、今回はその紹介です

終業後、時間がある時に小1時間ほど私的な残業をし、日々コツコツ作業を進めてきました。
全3部構成ですが、竿立て本体紹介の今回は長文記事になりますので、興味がある人限定ですね

暇な時にでもご覧ください

過去の記事と重複しますが、これまで自作竿立ての材料は職場で出たスクラップを拝借していましたので、費用はほとんどかかりませんでした。
しかし、錆びる材料(鉄、亜鉛メッキパイプ)を多く使っていて、定期的なメンテを怠るとどうしても錆びが出るし、塗装をしてもそれが剥げて塗膜が竿や竿バックに付いたりと、不具合も少々

というわけで、前々からステンレスでの製作を考えてはいましたが、部品点数も多いので、職場のスクラップでは到底集まるわけも無く、費用の面であきらめてましたが、、、
先日職場のスクラップを処理業者に持ち込んだついでに中古鋼材を覗くと、使用する材料がなんとか揃いそう

価格は¥500/1kg で、製作意欲と実用性を考えると決して高い買い物では無いと判断しましたので、購入することに。
製作過程でのロスも考えてちょっと多めに10kg分買ってきました。
さて、ここから本題。

加工がめんどくさいのと、石突の無いタマンモンスターも使えるようにしたので、、、
①下のパイプでアンカー側とジョイントされ、固定にはM8のアイボルトを使用しています。
アンカーには砂浜用、岩場用、アンカーボルト用があり、どの釣り場でも対応出来るようにしてます。
②竿受けの台座は角度調整のM10のボルトが付きます。
③竿受け本体はパイプを切断加工していて、内側には保護の為に1.5mm厚のラバーを貼りました。
竿尻部分だけを筒型にし、ヒット後に抜きやすいようにしています。
④先端部分には自作ヒットアラーム用のクッション材を貼り、アラーム固定用のM5の皿ネジを溶接しています。
それでは各部の加工から
1.受け台側の加工
使用した材料は
ステンパイプ 外径48.5㎜、内径43.9mm、厚み2.1mm (受け台)
ステンパイプ 外径27.2㎜、内径21.7mm、厚み2.9mm (アンカージョイント受け)
ステンナット M8 (アンカージョイントを固定)
ステンナット M10 (竿受け角度調整)
まずはジョイント受けパイプの加工。
カットしたパイプは受け台との接続側を丸く削り取ります。
ベビーサンダーで粗く削った後に、回転砥石で削り、ある程度慣らすと、、、
見た目ぴったりです
竿立ての土台になるので、適当に合わせると角度や方向がバラバラになっちゃいます。
今使っている物も、その時その時の感覚で作った為、一つ一つ微妙にズレてます
なので、今回は慎重に確認しながら作業しました。
ジョイント固定にはM8のボルトで行いますので、ジョイント受けパイプに穴あけ、M8のナットの溶接を行います。
溶接時の穴の少々のズレでボルトが入りにくくなりますが、タップでネジ切りして復旧。
次に、受け台の加工
パイプを型に沿って切断します。
加工にはベビーサンダーを使用、切断砥石、切削砥石を使い分けます。
切断後は形を整え、必要箇所の穴あけをします。
→ 穴あけ後にM10ナットを溶接します。
ここでは竿受けに対してボルトがちゃんと垂直になるようにナットの取りつけ位置に気を付けます。
竿受けとの可動部のピン穴
→ ピン穴は少しのズレで竿受け全体の角度に大きく影響してきますので、慎重に行わなければなりません。
2.竿受けパイプの加工
使用した材料は
ステンパイプ 外径42.6㎜、内径40.4mm、厚み1.3mm (竿受け)
ステン皿ネジ M5 (ヒットアラーム取りつけ用)
竿受けは全体がほぼ半円形なので、1本のパイプから多く材料が取れるように型をとってます。
今回使用している材料は肉厚が薄く、強度不足なので補強をいれました。


今回は職場の先輩から1.5mm厚のゴムシートをもらったので、竿受け部全体に貼ります

これで竿にもやさしい


ピンは8mmの丸棒を使用します。
抜け防止の為、ピンの両側をガスであちらしてからたっぴらかし、先端をふくらませば終了です。
完成後は最終テストで竿をぶち曲げてみました

ドラグも結構締めてますが、補強もしたので竿立てには余力がある感じ

とりあえず出来上がりには満足なので、竿立て自作品もこれが最終バージョンかなぁ。
っと長々書いてきましたが、、、

竿立てリニューアル記事は次回アンカー編に続きますので、お好きな方はお付き合いください

週末は天気次第ですが、前回のリベンジマッチの予定です

今日の時点では天気崩れるとの予報ですが、、、

せっかく家族のOKが出たので天気予報外れて欲しいさぁ

Posted by のりたまん at 23:24│Comments(2)
│自作
この記事へのコメント
cho3さん>
いえいえ、やはり素人の延長ですので、細かい作りはまだまだで、商品の段階ではありません (^^;
ただ、私のタマン釣りのフィールドとスタイルに合わせてアイデアを振り絞って作ってますので、ご覧になった方が何か参考にして頂けるのであれば嬉しいですね。
製作に関しては、趣味の一つなので苦にはなりませんが、実際売るとなれば、製作時間がかかりすぎなので、かなり高いですよ~(笑)
いえいえ、やはり素人の延長ですので、細かい作りはまだまだで、商品の段階ではありません (^^;
ただ、私のタマン釣りのフィールドとスタイルに合わせてアイデアを振り絞って作ってますので、ご覧になった方が何か参考にして頂けるのであれば嬉しいですね。
製作に関しては、趣味の一つなので苦にはなりませんが、実際売るとなれば、製作時間がかかりすぎなので、かなり高いですよ~(笑)
Posted by のりたまん
at 2010年06月04日 22:36

作業が既に職人の域に達してますね(汗
単に形よく作っているのではなく、支点がかなり考えられてる感じで
パワフルな魚でも問題無い感じがします!!
いくらで売りましょうか?(笑)
単に形よく作っているのではなく、支点がかなり考えられてる感じで
パワフルな魚でも問題無い感じがします!!
いくらで売りましょうか?(笑)
Posted by cho3 at 2010年06月04日 14:19